認知症の予防【食事習慣】
認知症の予防には栄養バランスの取れた「食事」が不可欠です。食事から摂取した栄養素は血液によって脳に運ばれ、脳の機能を支えます。認知症予防に役立つ食事療法や食品成分を理解し、日々の食生活の中で意識して取り入れるようにしましょう。また、調理する行動も認知症予防に効果があるとされているため、脳活のためにも自炊は良いとされています。立って行う調理は身体機能の維持や筋力アップの維持にも効果があるとされています。
食事バランス
タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取することが重要です。特に、魚油に多く含まれるEPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸、葉酸、ビタミンA、C、E、ファイトケミカル(植物性化学物質)、ミネラルが脳の健康に良い影響を与えます。
摂取カロリー
適切なカロリー摂取により肥満を防止し、アルツハイマー型認知症や生活習慣病の発症リスクを減らすことが出来ます。
控えるもの
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塩分を控える
高血圧は脳梗塞や脳血管障害の発症と関連性があり、脳血管性認知症の発症リスクを高めます。高血圧の予防には塩分摂取を控えること良いとされています。 -
間食、糖分を控える
糖尿病や耐糖能異常は認知症の発症リスクを高めるため、糖分の摂取を控えることが大切です。特に、加糖飲料(ジュース)等を少量ずつ時間をかけて飲用する、あるいは菓子などを食間に複数回に分けて摂取することは残念ながら認知症の発症リスクが高くなるとされています。
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