五月病が脳に与える影響

4月の新年度や新生活、そしてゴールデンウィークも終わり、仕事や学業が本格的に動きだす時期ではないでしょうか。そんな時期に気を付けていただきたいのが「五月病」です。

五月病は倦怠感や気持ちの落ち込み、やる気がでないなどの精神的症状の他に、眠れなくなったり食事がとれなくなったりなど肉体的な症状も表れます。五月病は正式名称ではありませんが、変化の多い4月からの緊張状態がゴールデンウィークでゆるむことで、疲労感がどっときてしまうことが発症の原因と言われています。また、真面目・几帳面・責任感が強い・完璧主義な方は悩みやストレスを抱えがちで、五月病を発症しやすいと言われています。

このようなメンタルヘルスの不調の際に起こる自律神経の乱れは、脳の血流を低下させ脳に悪影響を与えるため、認知症リスクが高まる要因の1つと言われています。いつもと違うと感じたら、早めに医療機関を受診していただくことをおすすめします。

自律神経は適度に体を動かすことで整えることができます。認知症の予防にも良いとされていますので、テレビを見ながら足踏みをしたり、かかとやつま先の上げをしたりなど、体を動かすことを意識するようにしましょう。また、デジタルデトックスをしてオフラインの趣味に没頭するなど「マイリラックス法」をみつけてみましょう。完璧にやり遂げることをゴールにするのではなく、上手くストレスを発散する・付き合うことが大切です。

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