脳の豆知識②

私たちが生きていくうえで、脳は欠かすことのできない大切な器官です。毎日何気なく過ごしている中でも、脳は休むことなく働き私たちの体や心を支えています。知れば知るほど、脳には驚きと不思議がたくさんあります!そんな脳の仕組みや面白い雑学を、誰でもわかりやすくお届けしていきます。

「記事監修:徳田 隆彦(大阪公立大学 病因診断科学  特任教授)」


🧠集中が続かないのは「意志が弱いから・・・」と思ったことはありませんか?

それは全く関係ありません!脳の疲労・ストレス・環境・睡眠不足などが深く関係していますが、さらに「集中力がない」とひとことで言っても、実は心理学的・脳科学的に4種類の要素に分類されています。 


 🧠集中できないのではなく自分の脳のクセ!どの『集中力』に当てはまりますか?

①持続的集中力・・・1つのことに注意を向け続ける 

【特徴】
    ・ 会議中に最後まで話を聞く
    ・ 勉強を1時間続ける
    ・ 読書に没頭する
  👇苦手な人の特徴・サイン(飽きっぽい・続かない)
   例えば・・・すぐ飽きる
          途中でスマホを見たくなる 
            長時間作業がつらい
【対策方法】:脳は疲労に気づきにくいため
         ◇作業時間を短く区切る(25〜30分作業して5分休憩など)
       ◇小さなゴールを作る(見通しが立ちモチベーションを維持しやすくなる) 
         ◇睡眠を整える 
    
    

②選択的集中力・・・複数の情報から必要なものだけを選ぶ 

【特徴】
    ・カフェでも仕事に集中できる
    ・周りが騒がしくても勉強できる
  👇苦手な人の特徴・サイン(気が散る・迷う)
   例えば・・・雑音が気になって作業が進まない
       通知が来るたび見てしまう 
       周囲に影響されやすい
【対策方法】:気が散るものは視界には入れない
         ◇通知を切る(作業している間)
       ◇視界の情報を減らす
         ◇タスクを1つに絞る(今やるべきことを紙に1つだけ書き出すなど)
         ◇ノイズキャンセリングを使う(周囲の雑音をイヤホンなどで聞こえにくくする)
    
    

③分配的集中力・・・複数のことに同時に注意を向ける 

 【特徴】
    ・料理しながら会話する
    ・運転しながら標識を見る
    ・会議で話しながらメモを取る
  👇苦手な人の特徴・サイン(同時進行ができない)
   例えば・・・同時進行で混乱する 
       1つやると他が抜ける 
       車の運転や料理でパニックになる 
【対策方法】:1つずつ順番に行う
         ◇同時作業を減らす
       ◇優先順位を決める
         ◇外部メモを使う(付箋にメモ・スマホのメモアプリなどを活用)
    
    

④転換的集中力・・・注意を別の対象へスムーズに切り替える 

 【特徴】
    ・仕事→家事への切り替え
    ・A案件→B案件へ移る
    ・ミスしても気持ちを切り替える
  👇苦手な人の特徴・サイン(切り替えができない・過集中)
   例えば・・・ひとつにハマると抜けられない
       急な用事に対応できない 
       引きずりやすい   
【対策方法】:強制的に頭のリセットをつくる
         ◇区切りのルーティンを作る(儀式として飲み物を飲むなど)
       ◇深呼吸やストレッチ
         ◇タスクを書き出す(やるべきこと)
    

🍀まとめ🍀

大事なのは「集中力がない」のではなく「どの集中力が苦手か」を知ることです。脳のクセを理解すれば対策はグッとシンプルになります。                 


※本記事は一般的な情報提供を目的としています。健康に関する具体的な相談は専門医にご相談ください。

 

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