旬の青魚で脳のアンチエイジング

6月に入り、スーパーの鮮魚売り場にピカピカのアジやイワシが並びはじめます。脂がのっておいしいこの季節、実はこの2つの魚は「脳のアンチエイジング」にぴったりなんです。

アジやイワシには、DHAやEPAといったオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。これらは神経細胞の働きをサポートし、記憶力や集中力を保つのに重要な役割を果たす栄養素です。加齢によって進む脳の老化や、認知症リスクを抑える働きがあることがわかっています。

日本ではこれまで「魚を食べると頭がよくなる」と言われてきましたが、近年では世界的にも食と脳の関係に注目が集まっています。特に有名なのが「地中海食」と呼ばれる食事スタイルです。地中海沿岸地域で親しまれている地中海食は、魚・オリーブオイル・野菜・果物・豆類・ナッツなどを中心としたバランスの良い食事で、認知症の予防や進行の抑制に効果的だと言われています。

地中海食は特別な食材や調味料を揃えなくても、自宅で実践することができます。例えば、旬のアジやイワシをオリーブオイルで香ばしく焼いたり、たっぷりの野菜と一緒にマリネにしたりするなど。地中海食は日本の食生活に取り入れやすく、とても理にかなった「脳にやさしい食べ方」なのです。

食事は毎日の積み重ね。季節の恵みを活かして、楽しみながら脳の健康を守っていけると素敵ですね。未来の自分のために、まずは今日の食卓から「ちょっと意識」してみませんか?

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