暑い夏こそ注意!健康的な「お酒の適量」

暑い日が続くと、「仕事終わりの一杯が欠かせない!」という方や、「今度ビアガーデンに行く予定!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。キンキンに冷えたビールや冷酒、スパークリングワインなどが格別においしく感じられるこの季節。ですが、過度な飲酒は認知症をはじめ、さまざまな健康リスクを高める原因にもなります。では、「適度な飲酒量」とは具体的にどれくらいなのでしょうか?

 

「適正飲酒量」の目安はどれくらい?

厚生労働省では、1日あたりの純アルコール量が約20gを「節度ある適度な飲酒」としています。これを実際のお酒の量に換算すると以下のようになります。

 

主なお酒の種類と適正量(純アルコール約20g換算)

種類 アルコール度数 目安の量
ビール 5%  500ml
ウイスキー・ブランデー 43%
60ml
ワイン 12% 200ml
日本酒 15% 1合弱(約165ml)
焼酎 35% 0.5合弱(約70ml)

女性やアルコール代謝能力の低い方はこれよりも少ない量が適当

 

純アルコール量の計算式

以下の式で、お酒に含まれる純アルコール量を求めることができます。

 お酒の量(ml)× アルコール度数 / 100 × 0.8(アルコールの比重)= 純アルコール量(g)

 

「意外と少ないな」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。もしこの目安を超えているようであれば、まずは1週間単位での飲酒量を意識して調整してみましょう。休肝日を設けたり、アルコール度数が低いお酒を選んでみたり、最近増えてきたノンアルコール飲料に置き換えるのも一つの方法です。

将来の健康を意識する中で、これまで飲んだことのなかった種類のお酒との、新たな出会いがあるかもしれません。今年の夏は「純アルコール量は適正量に」を意識して、脳にも身体にもやさしい飲み方を心がけてみませんか?

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